2019年度

2.「豊かさ」の指標化に関する調査研究

1.研究の目的・背景
 東急グループでは、「人間の豊かさを求める」、「21世紀へ 豊かさを深める」と、「豊かさ」を歴代のグループスローガンに掲げてきた。また、現在の「美しい時代へ」においても、「豊かさ」の象徴である「大」きい「羊」を表す「美」という文字が使われており、一貫して「豊かさ」を掲げてきたといえる。
 さらに、東急の長期ビジョンのひとつ「住みたい沿線、日本一」の実現に向けては、東急線沿線に暮らしの「豊かさ」に資する財・サービスを提供するとともに、東急線沿線の「豊かさ」を積極的に発信していきたいところである。
 そこで、本研究では、「豊かさ」を主観的なものととらえると同時に、「豊かさ」と日常の生活行動との関係に着目した分析を行うなど、独自の手法に基づく指標の体系化と、その活用方法について検討・提案を行ってきた。
 2017年度より取り組んできた「豊かさ」指標に関する一連の研究は、今年度をもって探求・模索のフェーズにいったん区切りをつけ、今後、実運用の段階へと移行してゆく。

2.研究テーマ
(1)「豊かさ」の展望
(2)「豊かさ」の計測・指標化
(3)「豊かさ」の構成要素と「豊かさ」に至るストーリーの分析

3.調査概要
(1)既往研究レビュー・文献調査
(2)統計加工・分析
(3)インターネットによるアンケート調査・多変量解析(相関分析、因子分析、重回帰分析、決定木分析等)

6.研究担当者
プロジェクト・リーダー :川上 剛彦
プロジェクト・メンバー :宮本 翔太、六鹿 マリ
アドバイザー      :菅生 篤
監修者         :川上 剛彦