2018年度

4.これからの働き方と働く場

                                                   副主任研究員 樺 幸世

1.研究の背景・目的
 日本の生産年齢人口は減少傾向にあり、多くの産業で人材確保が課題となっている。
 一方、人々の「働く」ことへの意識やワークスタイルが変化し、政府が進める「働き方改革」と相まって、雇用側の企業では技術革新が
進むICTを活用しながら、柔軟な就労環境に向けた制度等の整備を進めている。
 そのような背景を踏まえて、本研究の目的は以下の3点である。
 ①働き方・働く場について最先端の情報を収集し、ノウハウと知見を得ること
 ②東急線沿線の生活者のニーズに適した働き方、働く場を提案すること
 ③もって、暮らす場、働く場を一体的に提案できる東急グループの強みを活かし、東急線沿線に住まう人および住みたいと思う人にとって
  の魅力をつくること

2.研究テーマ
(1)「働き方」「働く場」に関する最新の動向把握
(2)生活者の「働き方」に関する現状および意向の調査
(3)東急線沿線における「働く場」の提言

3.調査概要
(1)文献調査(既存研究のレビュー)
(2)ヒアリング調査およびセミナー参加による有識者のオピニオン収集
(3)インターネットによるアンケート調査
 ①調査期間:2018年11月
 ②調査対象:東京23区、東急線沿線17市区(一部重複)、流山市・柏市に居住する20~49歳の男女のうち、有職者および就労希望のある
  無職者
 ③サンプルサイズ:7,322人(住民基本台帳および就業基本調査に基づき割付)