自主調査研究
2017年度
8.豊かさ指標プロジェクト
主席研究員:岸 泰之
(1)研究の目的・背景
昭和40年代から今日に至るまで、東急グループのスローガンの根底には、一貫して暮らしの「豊かさ」の追求、「豊かさ」への貢献がある。
また、東急グループの長期ビジョンとして、いわゆる“3つの日本一”を標榜している。その中で、とりわけ「住みたい沿線、日本一」に
向け、その実現への重要な要件である暮らしの「豊かさ」の“見える化”を図る必要がある。
以上から、将来的に「豊かさ」指標を社会に提言していくことは、東急グループにとっても、当社にとっても極めて有意義といえる。
本研究の最終的な目的は、東急電鉄および東急グループの中期経営計画や長期ビジョンの進捗状況の検証に資することも視野に、「豊かさ」
を測定するための指標を抽出することである。
なお、本年度は予備的、試行的な位置づけで取り組み、本研究で抽出された指標については、次年度以降に精度を高めていく予定である。
(2)研究テーマ
①「豊かさ」とは何か。どのような視点から捉えるべきか
②「豊かさ」を捉えるためにはどのようなアプローチが適切か
③抽出された事柄をどのように指標化するか
(3)調査概要
①一般生活者に対するインタビュー調査(20~70代、19名)
②学識経験者、オピニオンリーダーの計4名に対するヒアリング調査
③下記のアンケート調査(インターネット調査)の実施
・全国の20歳以上の男女個人、3,123サンプルのアンケート調査
・東京駅を中心とする40km圏の東京都、神奈川県居住の20歳以上の男女個人、5,207サンプルのアンケート調査